初めてジビエの皆さまへ「ジビエ(野生鳥獣肉)」は独特の風味があって、調理法次第でびっくりするほど美味しくなります。初心者でも食べやすく、おいしさを最大限に引き出せる食べ方を、肉の種類ごとに紹介しますね。
シカ肉(鹿肉)
特徴
脂が少なく、ヘルシーで上品な赤身。独特の風味ですが、旨みを強く感じます。
一番美味しい食べ方
「ロースト or ステーキ」
- 中心がほんのり赤い“ミディアムレア”が理想。70度前後でじっくりと。
- 塩・こしょうだけでも旨味が際立ちます。
- ニンニクバターや赤ワインソースも相性抜群。
- カロリーが低く、脂質も少ないヘルシーなお肉です。
* ポイント
焼きすぎるとパサパサになるので注意!
イノシシ肉(猪肉)
特徴
脂が甘く、コクのある味。食感がよく、森林の香りを感じます。脂には多価不飽和脂肪酸が含まれ、コレステロールを減らして動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞のリスクを下げます。
一番美味しい食べ方
「ぼたん鍋(味噌鍋)」
- 味噌・酒・砂糖の甘辛スープで煮ると臭みがなく、旨味が溶け出して最高。
- 野菜(ごぼう、ネギ、白菜)との相性も抜群。
*ポイント
加熱時間はしっかり!半生だと硬く臭みが出やすい。
カモ肉(鴨肉)
特徴
脂に甘みがあり、旨味が強い。焼き加減が味の決め手。
一番美味しい食べ方
「カモのロースト」または「鴨南蛮そば」
- 皮をパリッと焼いて、中はレア気味に仕上げると極上。
- 和風だしやそばとの相性も良く、初心者にも食べやすい。
ウサギ肉(あまり見かけないけど…)
特徴
鶏肉に似た淡白な味。クセはほとんどない。日本ではほとんど食べません。ヨーロッパではジビエと言えば、ウサギやカモがたべられます。
一番美味しい食べ方
「煮込み(白ワイン煮やトマト煮)」
- 骨付き肉をじっくり煮ると、ホロホロで優しい味に。
☆ 初心者へのおすすめ順
- シカ肉のロースト(焼き)
- イノシシの味噌鍋(ぼたん鍋)
- カモのロースト
☆合わせる飲み物
- シカ・カモ → 赤ワイン(ピノ・ノワールなど軽め)
- イノシシ → 日本酒(熱燗)や赤ワイン
- ウサギ → 白ワインやシードル
初めてジビエの方に、まずは知っていただきたい情報を書きました。
まだまだ、*ジビエの美味しさ*栄養価*ジビエの被害*狩猟の大切さ*山の現状…
たくさんお伝えしていきます。